日々お客様に絵本をお届けしていますと、絵本をご購入いただいた方からのお便りを頻繁に頂きます。
年明け早々には、昨年のクリスマスに3歳の娘さんにクリスマスの絵本を贈った方からのお便りが届きました。とても喜んでいらっしゃるご様子が伝わってきましたので、ご紹介させていただきます。
以下、頂いたメールの文面をまとめたものとなります。
今年のクリスマスは、娘にとって3回目のクリスマスでした。
3歳という年齢は、サンタさんの存在を少しずつ理解し始める時期。
「サンタさんって、ほんとうにいるの?」と目を輝かせて聞く娘に、何か特別な“プレゼント”を贈りたいと思いました。
おもちゃや服もいいけれど、形よりも「心に残る思い出」を贈りたかったんです。
そんな時に出会ったのが、「記念de絵本ブックストア」さんのクリスマスの名入れ絵本『サンタさんからのてがみ』でした。
クリスマスの絵本のページを見て驚いたのは、絵本の中に自分の子どもの名前が登場するということ。
物語の主役が娘自身になる──そんな絵本があるなんて、まるで魔法のように感じました。
私はすぐに注文ページを開き、娘の名前を入力しました。
どんな仕上がりになるのか、私自身がまるで子どものようにワクワクしていました。
申し込んでからすぐにお電話をいただきました。どうやら記入ミスがあったようで、確認のお電話でした。
そして、30分後。
メールに添付して届いたのが、娘の名前が入った絵本のサンプルデータです。
サンプルデータを拝見していると、娘の名前が随所に出てきて、娘にサンタさんが語りかけているかのようです。
なんだか、私は涙が出てきてしまいました。

クリスマス当日。
ツリーの下にプレゼントを置き、妻と一緒に娘の反応を待ちました。
プレゼントの包みを開けた娘は、絵本を興味津々の様子で開きました。
絵本の中に書かれた自分の名前を見つけた瞬間、
「これ、久美ちゃんなの?!」と目を丸くして笑いました。
読み聞かせを始めると、物語の中でサンタさんが娘の名前を呼びかけます。
「久美ちゃんへ、サンタさんからのお手紙だよ。」
その一言で、娘の表情が輝きました。
ページをめくるたびに、「ほんとうにサンタさん、わたしのこと知ってるの?」と嬉しそうに聞いてくる娘。
その純粋な反応に、胸の奥がじんわり温かくなりました。

何度も読み返すうちに、娘は絵本の文章を覚え、「つぎは久美ちゃんが読む!」と大きな声で読み聞かせをしてくれるようになりました。
一冊の絵本が、“親が子どもに読んであげる時間”を“子どもが親に語りかける時間”に変えてくれました。
この絵本を通じて、「読む時間」そのものが家族の思い出になりました。
今でも寝る前に「サンタさんの絵本、読んで」と娘が言うたびに、あの日の温かい朝を思い出します。

私はこれまで、プレゼントは“その場の喜び”だと思っていました。
けれど、この名入れ絵本を手にして感じたのは、「心に残るプレゼント」は“時間を越えて残る”ということです。
娘が大きくなって、自分の名前が入ったこの絵本を読み返した時、きっと、「パパがこんな気持ちで贈ってくれたんだ」と思ってくれるはず。
そう想像するだけで、胸がいっぱいになります。
「記念de絵本ブックストア」さんのクリスマスの絵本『サンタさんからのてがみ』は、
ただのクリスマスプレゼントではなく、「親子の絆を深めるプレゼント」です。
読み聞かせを通して笑い合い、驚き、感動する時間。
それこそが、子どもにとって最高のギフトだと感じました。
これからも、娘の成長に合わせていろいろな名入れ絵本を贈っていきたいと思います。
そしていつか、「これはパパが選んでくれたんだよ」と話してくれる日が来るのを楽しみにしています。