ボクの実家は九州は別府にあります。
年老いた母が、一人暮らししているため、長男としての役目を果たすべく
別府と柏をひと月に一度の割合で行ったり来たりしています。
ですから、どちらにいても仕事ができるように絵本の工房が別府と柏の二か所にあるのです。
その日ボクは、朝から移動。
向こう一カ月を別府で過ごすべく8:40の電車に乗って、成田へ向かい、いつものJet Starにて大分空港を目指していました。
移動中はラッピングデザイナーの耀美さんが、お客様対応をするようにしているのですが、ボクは、まちがって電話をスマホに転送し、なんと間の悪いことに、スマホの電池が切れてしまいました・・・。
その間に、お客さまからの絵本のオーダー、それに問い合わせが入っていたのです・・・。
半日近くも、なしのつぶて状態になっていたお客さま。
しっかりと、お叱りのメールをいただいてしまいました。
平身低頭、お詫びし、無事に絵本をお届けすることもできました。
お買い上げいただいたのは、妻への結婚記念日のプレゼントにと、オーダーメイド絵本「アニバーサリーカラーズ」です。
数日後、その方からメールが届きました。
疑心暗鬼とはまさにこのこと。
何か絵本に不都合でもあったのでは?と、恐る恐るメールを読んでみると・・・。
——-新潟県 G様からのメール———
今日妻にあげました。
ページめくったとたんに涙がでていました。
本当はうちら泥沼のけんか中でした。
でもこの本のおかげで妻に笑顔が戻りました。
感謝で胸がいっぱいです。
どうもありがとうございました。
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・・・・ほっと一安心。