日々、記念日に贈るための絵本を製作しています。
絵本の中には、思いを伝えたい相手に向けたメッセージが記載できます。
かくして、いろんな記念日のためのメッセージが日夜、私のもとに送られてきます。
赤ちゃんの誕生を祝う出産祝いであったり、お子様の1歳のお誕生日を祝うメッセージであったり、夫への長年の労をねぎらう結婚記念日のメッセージであったり・・・。そんなメッセージの数々を読んでいると、ふと自分の人生に重ね合わせてしまい思いを巡らせることがあります。
先ほど作成した絵本は、お父さんから20歳になる娘さんに贈る誕生日プレゼントの絵本「両手いっぱいのありがとう」。
この絵本は、娘さんと過ごした日々のこと。楽しかったこと。びっくりしたこと。お子さんへのいろんな「ありがとう」をポエムにのせて綴っています。
絵本に記載するメッセージのご要望は、こんな文章でした。
————–
ようちゃん
20歳のお誕生日おめでとう。
20年前の今日、あなたは産まれてきてくれました。
ようちゃんと過ごした日々は短かったけれど、
一緒に話し、笑い、遊んだこと…
どんな小さなことも、
お父さんにとって大切な思い出です。
たくさんの幸せをありがとう。
———————
文面から察するに、お子様が幼いころに離婚なさったんだと思われます。
ボクは離婚は経験していませんが、社会人となった我が愚息が、別の家庭を持ち、我が家から離れていく日もそう遠くないことだと感じています。
それを想ってこのメッセージを読むと、とても感慨深いものがあります・・・。
絵本を受け取るお子様よりも、このメッセージを書いているお父さんの方が
いろんなことを思い出して、ジーンときていることでしょう。
かくいう私も、ジーンときてしまいました・・・(-_-;)

■20歳の娘への誕生日プレゼントに。想いを伝える絵本「両手いっぱいのありがとう」
